- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
音楽療法には絶対必要なものがある。
それは
「治療目標」だ。
クライアントのことを正確に把握理解し、
どんなニーズがあって
どう答えていくかが大切になる。
クライアントは一刻一刻変化しているし
わたしたちセラピストも変化している。
それに合わせて
治療目標を設定し直す必要がある。
先日は自閉症のセッション。
もう数年やっているが
子供たちはすぐに成長する。
ぼんやりしている暇などない。
今回もある子の参加についての問題が話題になった。
たったひとつの対応の仕方についても
スタッフひとりひとりの考え方や、クライアントとの向き合い方が違う。
違って当然なんだが
私以外のスタッフがどう考えているのかとても興味があった。
それぞれの意見を聞かせてもらい
「へー、そうなんだー。」「なるほど」と
他人の考えやアイデアに関心した。
その意見交換は2時間にも及び
大変白熱したものになった。
「いやー、これだからやめらんない。」
いいセッションをしようとする時
自分がどう考え、どう行動しているかを
他人に状況説明できなければいけない。
「ただ、なんとなく。」は通用しない。
これからもどんどん有意義な意見交換をして
充実した音楽療法にしていきたいと思う。
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