- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
「高齢者の音楽療法や音楽レクでよくあるお悩み」にお答えしたいと思います。
先日
「高齢者の音楽療法1」を開催しました。
今回は
九州の宮崎や大牟田、長野や日本海側の新潟からもご参加いただきました。
ありがとうございます!!
そして
参加してくださった方から
ある質問がありました。
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Q:「高齢者の音楽レクで歌をみんなで歌う時があります。
フルコーラス歌う方がいいのか?
みんなが知ってる1番だけ歌う方がいいのか?教えてください。」
A:「まず、なんのために歌うプログラムなのか目的を確認しましょう。」
例えば、
「声を出すためなのか、楽しい気持ちを持つためか、歌詞をしっかり見る集中力を養うのか、
など、いろんな目的があるはずなので、その目的を確認します。」
そして
「クライアントさんたちが自分の考えを話せる人たちならば、クライアントさんたちにも
フルコーラス歌うことで普段歌わないところも歌ってみたいか、
知ってるところだけ歌えたら十分なのかなども聞いてみるといいですよ。」
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とアドバイスしました。
実はこのようなお悩みは
他の方からもよく聞くことです。
音楽レクや音楽療法の時間を担当する方にとって
歌を歌うことは取り入れやすいものの
歌い方ひとつとっても迷いがあると言われます。
なぜなら
音楽のことをよく知っている方がそばにいないかったり
プログラムを説明できる根拠が見つからなかったり
するからですよね。
その気持ち、、、、わかります。
でもご安心ください。
そんなお悩みにもお答えできるのが
音楽療法セラピスト養成講座です。
講座の中では
「こんな場合はこうしたらいいですよ」というように
例をあげてわかりやすくお話ししていますし
参加者の方から講座中に
「こんな場合はどうしたらいいでしょう?」と質問をいただいたりした場合は
「このようにしてみたらどうでしょう」と
ヒントを差し上げています。
できる限り
ぜひ
そんな場に音楽療法セラピスト養成講座をご活用いただければと思います。
講座に参加された方々の感想をご紹介しますね。
※Hさん 女性(42才)介護職
先生の経験談を通し、サポートを行う上で非常に参考になった。
クライアントを一人の人生の先輩として尊重するように心がけていたつもりでいたが、
今一度振り返り、過干渉にならないように改めて気をつけたいと思った。
※Kさん 女性(33才)会社員
すごくためになる一日でした。
先生のお話をもっと聞かせていただきたいです。
※Uさん 女性(54才)介護職
前回の実習で不安に思ったことなどが少し解決された感じである。
まずは、自分を見ることから始めます。
※Tさん 女性(57才)介護職
高齢者の特徴を再確認できて、サポートの仕方など具体的に教えていただき勉強になりました。
高齢者の動きにくさ、視野の狭さなども体験できてよかったです。
プログラムにはバリエーションをもたせる事、
でした。
※Iさん 女性(43才)会社員
改めて実感できたこと、いいと思っていたことが実は違うなど
具体的にわかったこともあり、今日も多くの学びがありました。
次回の「高齢者の音楽療法2」もとても楽しみにしています。
今は音楽レクとしてさせていただいているのを少しずつ治療へと
進化していけるように、自分自身がHAPPYになれるように毎日の日常を
少しずつでも変えていけるようにと思っています。
本日もありがとうございました。
※Wさん 女性(55才)公務員
ぜひ現場の実習に参加してみたいです。
次回は「高齢者の音楽療法2」です。
実践編となりますので、お楽しみに。
それでは今日も1日張り切っていきましょう!
音楽療法セラピスト 堀田圭江子