堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは、
音楽療法士の堀田です。

なぜ、音楽療法士(セラピスト)には自己理解が必要なのか?
についてお話しします。

音楽療法セラピスト養成講座
「セラピストの自己理解」講座の様子

より良い音楽療法を行うには、

クライアントとその保護者、スタッフから
信頼されることが重要です。

信頼を得ることで良いセッションができ
効果も上げることができるからです。

しかし、まじめに一生懸命に接すれば信頼されるかといえば
決してそんなことはありません。

では、何が必要かというと
自己開示」することが大切になります。

ただし、
自分を理解していなければ自己開示はできません。

音楽療法セラピスト養成講座
自己理解するためにワークセッション

多くの方は、
音楽療法にはどんな音楽を使えばいんだろうか?
とスキルについて考えがちですが、
実は、どんな人間がどんな音楽を使ってセラピーするのかが重要なのです。

音楽療法では、人の心を扱うわけです。

人の心を扱う人は、自分の心の動きや成り立ち・変容を自らが
体験する必要があります。

こちらの記事にも書きましたが、
(「音楽療法セラピスト養成講座」の内容一部変更のお知らせ。)

音楽療法の先進国であるヨーロッパの音楽療法士は、
最低100時間のカウンセリングを受けることが義務付けられています。

これは、自らが自分の心の動きを体験するためです。

なぜなら
人間は体験からのみ自信を持って相手に伝えることができるからです。

9月に参加した音楽療法学会でも、
ヨーロッパの先生が「スキルよりも自己理解が最も大切なこと」とお話されていました。

と言うわけで、音楽療法セラピスト養成講座では、
この「セラピストの自己理解」について力を入れてお話ししています。

各講座の中でも事あるごとにお話ししています。

あなたもぜひ、毎日の生活の中で「自己理解」ということを意識してみてください。

その時のポイントは、

●自分のニーズを聞く!です。

たとえば、同僚と一緒にランチをする時、
なんとなく食べるのではなく「私は、本当は何を食べたいの?」と
自分に聞いてみる。

まずはこんなところから
実践してみて下さいね。

では、
これからもぜひ自己理解を深めてくださいね。

音楽療法士  堀田圭江子

 

 

追伸:
次回の音楽療法セラピスト養成講座「自己理解」のスケジュールは
こちらで確認できます。
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音楽療法セラピスト®養成講座