堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

おはようございます! 堀田です。

先日 「フライト」という映画を観てきました。
ご覧になった方もいらっしゃると思います。

この映画の中でハッとしたことがありました。

音楽療法を行う上でとっても大切なことですので、
私の感じたことを少しお話しようと思います。

 

この映画のあらすじは…

機体の不良の飛行機を
奇跡的な操縦で胴体着陸に成功した パイロットのお話です。
(この映画はフィクションです)

しかし
そのパイロットの体内からはアルコールとコカインの成分が検出され
英雄と犯罪者との間を揺れ動き
最後は、彼は真実を認めるというストーリーになっています。

彼はアルコール依存だったのです。

そのせいで奥さんや息子、周りの人間たちを何度も裏切ってきました。
どんな忠告にも聞く耳をもたず、逃げてきた人だったのです。

でも、
彼はとうとう真実を告白しました。

お酒を飲んだのに飲んでないと言ったり
今までたくさん、嘘をついてきたこと。

そしてやっと
自分がアルコールに依存していたこと
人生から逃げていたことを認め受け入れたのです。

もちろん彼は刑務所に入りました。

そしてこう言いました。
「やっと自由になれた」と。

その彼の部屋にいくつかの写真とメッセージが貼ってありました。

そのメッセージのひとつに
「受け入れる心 変わる勇気」
とありました。

私はなんだか胸がジーンとしました。

日頃
意識していることでもありましたが
「本当にそうだよね。」と思いました。

いろんな解釈があると思いますが
私はこのメッセージにつきると思いました。

「受け入れる心 変わる勇気」

みんな
自分にとって都合の悪いことは見たくないですし
聞きたくないものです。

だけど
都合の悪いものや人や状況にこそ
自分を進化させたり変化させるチャンスが含まれています。

  • 他人が意見や注意を言ってくれる時
  • 気持ちがモヤモヤする時

そんな時こそ、自分を振り返ってみましょう。

音楽療法でも
セラピストは他人の意見に耳を傾け自分の概念や思い込みを脇において
現状に柔軟に対応する必要があります。

  • なぜなら
    私たちはクライアントさんのために音楽療法をしています。
  • クライアントさんのための音楽療法とは
    クライアントさんに メリット = 効果 があること。

そのためには
一人だけの考えに固まってしまわないで
多くの人の考えや情報を取り入れ、客観性を高めいくことが必要です。

  • まず、
    現状やアドバイスや他人の声をありのままを受け入れる。
  • そして、
    変化する勇気を持って、自分のスタイルやセッションの方法を変えていく。

 

もし
あなたにも変化の必要がありましたらお試しください。

では、 今日はこのへんで。

音楽療法士  堀田圭江子

 

追伸:

4月開催の「ソルフェージュ・伴奏法」は、
おかげさまで満席になりました。 ありがとうございます。

「音楽療法概論」には、若干残席があります。

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