- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは、堀田です。
さて本日は
「口癖」が未来を変える、についてお話しします。
あなたは自分がよく使っている言葉を知っていますか?
よく使っているので、意識していないかもしれませんね。
私もよく繰り返していたり、ついつい使っている言葉ってありますよ。
例えば
講座の時や実習などで、何かを説明する際には
「わかりますか?」と言うことがあります。
この言葉を使う意図は、
相手に自分の話しを理解して欲しいと思っているからなのですが。
このように
人には職業柄や立場的にも使いやすいワードがあったり
周囲が使っているから、流行っているからなどの
様々な理由から多用しているワードがあります。
ここで
あなたも普段何気に使っている言葉を思い出してみてください。
例えば
「無理」という言葉をいつも使っているなぁと思われますか?
私は結構いろんなところで耳にしますよ(笑)。
では「無理」という言葉を多用しているとしたら、考えてみてください。
質問です。
「何かを頼まれたりやろうと思ったりする時、
すぐにその事にとりかかることはできますか?」
「めんどくさいなあ」と思ったり、
「やるにはやるけどとりかかるのに時間がかかったり」しませんか?
または
「どうせ○○だしなあ」と心のどこかで思ったりしませんか?
「そうかも」と思われるのでしたら
ちょっと私の話しを聞いてくださいね。
無理という言葉を多用していることによって
実は
「何かをする時、簡単にはできない」
とか
「私にはちゃんとできない」
とか
「完璧にはできない」
つまりは
「無理なんだ」ということを
連呼していたということになるのです。
どういうことか説明します。
言葉を話すというものは
頭で「考えて」
口で「話し」
話した声を耳で「聞く」
という1連の作業になります。
つまり
1つの単語を体(脳を含める)では3回体験することなのです。
でも
大切なのはその先です。
つまり
1つの単語 × 1回話すごとに3回体験する = 3回
3回×1日に10回としたら=30回体験する
要は
その単語を何回も繰り返し体験するということであり
同じことを繰り返すことで、「定着」させてしまっていることになります。
ここの例でいうと「無理」ということを
体にしみ込ませている、「定着」させているのです。
だとしたら
マイナスのことを
自分で自分に定着させてしまってるといことですね。
あああ、実にもったいない。
いつも何気に使っている口癖が
実は自分にマイナスのメッセージを送っていたとは。
ぜひ
あなたも、自分の口癖を見直してみてはいかがでしょう。
思わぬ発見があるかもしれませんよ。
次回は
癖の改め方をお話しします。
お楽しみに。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子
追伸
6月の音楽療法セラピスト養成講座は「セラピストの自己理解」からスタートです。
自分の癖がバッチリわかります。