- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
本日は職場や家族間でも役立つ
「コミュニケーションを円滑にするコツ」
についてお話しします。
先日、
ある老人施設の職員さんと
お昼ご飯を一緒に食べたのですが
こんな話をしました。
職員さん:
先生、聞いてくださいよ。
昨日母親とケンカしたんです。
堀田:
あら、どんなことで?
職員さん:
うちの母ったら、いつも私が忙しく
しているときにいきなり
「あの件だけど○○しなさいよ」
とか言ってくるんです。
だから
私カッとなって
「今、それいう?話を聞けるタイミングじゃないじゃん」
て怒って言ったんです。
そしたら
母も「いつ言っても話を聞かないくせに何いってるの」
と言い返してきて。
堀田:
それでケンカになったの。
職員さん:
そうなんです。
しばらく言い合いして
私はそのまま出かけました。
堀田:
あらまあ。
職員さん:
なんか
母の言い方に腹がたつというか。
堀田:
そっかあ。
たしかに言い方によって
話を聞く気持ちになるかどうかはあるよね。
じゃあ
もしお母さんがこんな風に
話しかけてきたらどうかな。
「相談したいんだけど、今ちょっといい?」
とか
「教えてほしいんだけど、時間ある?」
など。
職員さん:
それなら「はい、いいよ」って
言えます。
堀田:
そうだよね。
そう言ってもらえば
話の趣旨が明らかだし
自分も尊重されている感じが
するよね。
職員さん:
はい。命令ではなく
話をしたいんだなというのがわかって安心します。
堀田:
じゃまずあなたがお母さんに
見本を見せてあげるといいよ。
例えばね
あなたがお母さんに話がある時
「お母さん、相談なんだけど時間ある?」
という風に話かけてみるの。
職員さん:
わかりました。やってみます。
ああなんかスッキリしました。
午後の仕事頑張りますね。
ということを話しました。
実はこのような話はよく聞くお話しです。
円滑なコミュニケーションには
「まず相手に話を聞いてもらえるようにする」
家族間では
自分の話したいタイミングで話して
しまうことも多いですよね。
しかし
それではうまくコミュニケーションがとれないのです。
円滑なコミュニケーションをするには
「まず相手に話を聞いてもらえるようにする」ことが大切です。
話を聞いてもらうためにすることとは
「○○をしたい、教えてほしい」
という『まくらことば』を使うと
いうことです。
そして
『いつ話すことが可能かをたずねる』
とよいです。
まくらことばを使い、
質問の口調で話すことで
相手は警戒心を解いて話を聞く準備をしてくれます。
お試しください。
この他にも
コミュニケーションを円滑にするコツがあります。
さらに
ご家族や周りの人とのコミュニケーションを
円滑にするコツがあります。
そのコツについては
「セラピストの自己理解」の講座で紹介します。
この講座では
- コミュニケーションを円滑にするコツ
- 口癖から知る自分の考え方の傾向
- 苦手な人との付き合い方
などを詳しく解説します。
ご家族や大切な人たちとの
コミュニケーションを円滑にすることは
セラピスト自身の幸福感や充足感の
アップにもつながります。
そしてセラピストが
ハッピーな気持ちでセッションすることで
クライアントさんも大きく変化するのです。
そういう意味でも
セラピストにとって
円滑なコミュニケーションは重要だと言えます。
ぜひ
円滑なコミュニケーションのコツを
手に入れてくださいね。
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それでは今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子