堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

昼夜逆転を改善する
音楽療法のポイントを3つお話しします。

先日も認知症の方の音楽療法を
実施してきましたが
傾眠している方がいつもより
多くいらっしゃいました。

なぜなのかと思い
職員さんに伺ったところ、、、

雨空や曇り空のため
日中も薄暗く
「昼夜逆転してしまっているのではないか」
とおっしゃっていました。

認知症の昼夜逆転を
音楽療法で改善する3つのポイント

ということで今日は
昼夜逆転を改善するための
音楽を使った活動をする際の
3つのポイントをお話しします。

では具体的に説明しますね。

1、プログラムに集中できる環境を整備する

例えば

  • 快適な温度と湿度にエアコンを設定する
  • お部屋の照明も明るくする
  • 雑音がない部屋で活動する(重要です)

など
プログラムに集中しやすい環境を
できる限り整えましょう。

2、体を動かすプログラムを取り入れる

体を大きく動かすことで
脳への刺激を入れ、覚醒を促します。

特に
足を動かす動作は
脳に大きな刺激が伝わ
るとも言われています。

ぜひ
足踏みや両足を揃えて床を踏む動作を
取り入れたプログラムを組んでみましょう。

3、集中力に合わせてプログラム数を増やす

傾眠気味の方などは
集中できる時間が短いです。

なので
短い集中力に合わせて

  • 曲数もいつもより増やすと良いです。

また
選曲する場合は

  • 「ゆっくりした曲」と「軽快な曲」を
    交互に組み合わせるのもオススメです。

例えば

「雨降りお月」と「あめふり」
「星影のワルツ」と「あの町この町」

このような組み合わせと順番で行って
クライアントさんの集中力を維持して
いきましょう。

以上
昼夜逆転改善の3つのポイントについて
お話ししました。

参考になさってくださいね。

実は
今日お話した他にも
昼夜逆転の改善に有効なポイントが
あります。

その詳しいお話しは
音楽療法セラピスト®養成講座
「高齢者の音楽療法1」の
講座でいたします。

この講座では

  • 傾眠の方が覚醒する楽しいプログラム
  • 短い集中力の方でもプログラムに参加できるコツ
  • 傾眠する方の特徴

についてもわかりやすくお話しします。

昼夜逆転の改善が
なかなかうまくいかないと
お悩みの方はぜひご参加ください。

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それでは
今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子