- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは。
音楽療法士の堀田です。
毎日寒いですね。
私は北海道出身ですが、寒さには弱いです(笑)。
東京の冬は乾燥していますし、家の中がうすら寒いんです。
エアコンの暖房はなんかスースーして。
北海道のストーブは煙突付きだし、床暖で部屋の中は暑いくらいです。
ああ、あの温かさが恋しい・・・。
でも、
そんなことは言ってられないので、カイロを貼って頑張ります(笑)。
さて、
本日は音楽療法のスキルのお話ではないのですが、
新春第一弾「ほりたの感動体験」を
あなたにお伝えしたくてブログを書きました。
よろしければおつきあいくださいね。
先日、私は両親と共に浅草演芸ホールに行きました。
うちの父はお笑いが大好きなんです。
「初笑いなんていいねえ」って去年からことあるごとにいわれ、
ご所望通りに行きました。
そこでいろんな人が出演するのですが、
ご紹介したい人は「玉川スミ」さんという方です。
三味線を持ち、お弟子さんに手を引かれ登壇しました。
私は
「この人、こんなおばあちゃんになっちゃったの??」と
内心びつくり(びっくり)しました。
それもそのはず91才なんですから!
そして彼女は語り始めました。
彼女は3才で養子に出され、その後13回養父母が変わったそうです。
想像を絶する苦労をして、芸の道一筋でやってきたと
その人生を三味線と歌で語りました。
その語りの中で・・・
日本人はどうしちゃったのかしら。
親が子を、子が親を、夫が妻を、妻が夫を殺してしまうようになっちまった。
人情や恩や思いやりはどこいっちゃったんだろうねえ。
こんな冷たい世の中になっちまった。
でもね、日本人はもともと心の優しい人間ばかりなんだよ。
隣同士でしょう油やみそを貸し合ったり、
困っていたら助け合ってたんだから。
この日本人のいいところを忘れちゃいけないよ。
と愛情こめて語っていました。
なんかジーンときましたよ。
「確かに、殺伐として優しさや愛が無くなってるよね。」って。
「ああ、ここで本当に気づかないとだめだよね。日本人。」とも。
そして
彼女のような人生の先輩の話を、もっともっと聞きたいなあとも思ったんです。
でも、
そこでふと考えると
「私はいつも高齢者の方々と音楽療法しているわけだし、
お話を聞こうと思えば聞けるじゃないか!」と気づきました。
「何だ、私ラッキーかも。」
こう思ったら、
ますます高齢者の音楽療法が楽しみになって、
次のセッションのイメージがわいてきました。
「これやってみよう」へへへ。
91才の女性から感動とヒントをいただいたお話でした。
音楽療法セラピスト養成講座は、
この感動とヒントもリニューアルした講座内容に盛り込んでいきます。
パワー全開の講座になること間違いなし!
受講済みの方も初めての方も
ご参加をお待ちしています。
ぜひ、いらしてくださいね。
講座の詳細はこちらです。
音楽療法セラピスト®養成講座
では、今日はこのへんで。
音楽療法士 堀田圭江子