- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
さて、今日は私が感激したお話をおすそわけしたいと思います。
先日、ある方からメールをいただきました。
ここから
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堀田先生に質問があります。
実は私の母が脳梗塞になり、入院していましたが、先日退院しました。
今は自宅療養です。
母は以前のように、食事の支度も掃除もできなくなりました。
それどころか、娘の私たちと話すことすら、不自由です。
話す時は、お互いの意志疎通がうまくいかず、イライラしてしまうことが多いのです。
本当は、楽しく話したいだけなのに・・・。
そして
娘として、母になんにもしてあげられない自分も情けなく思っていました。
そんな時、
テレビから聞こえてきた童謡の曲に私はピンときたんです。
「そういえば、お母さんこの歌昔歌ってたよなあ」
歌なら一緒に歌えるかも。
そして、ネットで調べまくり偶然にも先生のサイトにたどり着きました。
音楽でうちの母のために何かできるでしょうか?
ただし私は音楽の知識もありません、楽器も弾けません。
こんな私でも大丈夫ですか?
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このメールに私は感激したんです。
「お母さんのために一緒に歌うこと」
これこそ、音楽療法の原点です。
素晴らしい。
もちろん、お母さんのために音楽でできることがあります。
いや、音楽でしかできないこともあるのです。
音楽は、言葉のいらないコミュニケーションの方法です。
たとえ音楽の知識がなくても、楽器が弾けなくても
できることはたくさんあります。
例えば、
音楽を聴きながら一緒に歌ったり、手をたたきながらリズムをとったりと
できることはたくさんあるんです。
その時に少しでも音楽療法の知識があればさらに楽しくできますので
お母さんも喜んでくれますしイライラもなくなるはずです。
その方法を音楽療法セラピスト養成講座でお話します。
あなたも
大切な方のために音楽療法をしてみませんか?
私は、ほとんど毎日どこかで音楽療法を行っている日々ですが,
まだまだ限られた人たちにしか音楽療法は知られていないのが現状です。
ひとりでも多くの方に音楽療法を知っていただき心も体も元気で,
毎日を楽しんでもらいたいと思っています。
そして,音楽療法を実践する仲間も増やしていけたらと考えています。
音楽療法セラピスト養成講座は
決して音楽を専門に勉強した方だけを対象とはしていません。
あなたの好きな音楽で人のために何らかの力になれたらと思っている方や
音楽療法を学ぶためにどんなことをすればいいのか知りたい方など
音楽療法に興味がある方に参加していただきたいのです。
会場でお待ちしていますね。