- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは。 堀田です。
本日は「音楽療法の治療目標をたてる際に必要なこと」についてお話します。
まず確認です。
音楽療法は治療目標を設定し、その目標にそってプログラムを組み立てますね。
では、
治療目標を設定する時に重要なポイントとはなんでしょうか?
それは
「正確な対象者理解」です。
しかし
正確に対象者を理解すると言っても、簡単ではないかもしれませんね。
例えば
- 麻痺が右側にある
- 話せない
- 耳が遠い
- 車椅子使用
- 頑固らしい
- 89歳男性
などの情報を入手しただけでは正確に対象者を理解したとはいえません。
では何が必要なのか?といいますと、、、
「病気や症状や状態の理解」が必要になります。
例えば、発語しない方がいたとします。
その方の症状の理解とは、、、
- 失語症になってしまったために発語ができないのか?
- 意欲がないために発語しないのか?
- 悩みや不安などがあって発語しないのか?
というように
「なぜ、発語をしないのか?」
その原因をできるだけ明確にすることが、病気や症状の理解になるのです。
とはいえ
病気や症状についてどうやって勉強したらいいのか、
どこから手をつけていいのかわからない
と思っていらっしゃる方も少ないないかもしれません。
実は私もそうでした。
もちろん、
今はインターネットがありますので、ちょちょいと調べることは可能です。
しかし
症状ひとつとっても、解釈や分析は簡単ではないのも事実です。
特に高齢者の場合、脳卒中などによる後遺症や
中途障害にによる心理状態の理解も必要なため
見極めるのは難しいのです。
そのため
「自分ひとりで考えてもわからないから、教えてー」という声を 多く聞きます。
そんな声にお応えして、病気や症状の解釈や分析、
そして治療目標の立て方について 「脳血管性障がいの音楽療法」でお教えいたします。
ぜひ、ご参加ください。
>>>音楽療法セラピスト養成講座
お待ちしております。
では、今日はこのへんで。
ご自愛くださいませ。
音楽療法士 堀田圭江子