堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

音楽療法を実践する際に知っておいてほしい
前頭葉のお話し」です。

私たち人間の体の大切な部分に
脳がありますね。

その脳の中で
おでこの部分といいますか
脳の前側にあるのが「前頭葉」です。

この前頭葉は主に
「思考、創造、目標設定して計画的に行動を起こす、
生きていくための意欲、
感情のコントロール、情動に基づく記憶」

などに関連しており、
人間が人間らしく生きるための機能が
詰まっているところと言われています。

この前頭葉にダメージを受けると

  • 他人や周囲に対して無関心や無頓着になる
  • 反応が乏しくなる
  • すぐ怒る(キレる)ことが多くなる
  • 順番を立てて行動できなくなる
  • 性格が変わったように見える
  • 物事の理解や推察が悪くなる

などの症状が現れるそうです。

実際に
認知症の方は記憶力(特に短期記憶)が減退する
のはよく知られています。

それに加え
意欲の低下で何もしたがらない症状
よくみられるのですが、
前頭葉の機能低下が
原因の一つだということも
わかってきたようです。

また
ADHD(注意欠陥多動性障がい)の方に
みられる不注意や多動性については、
前頭葉の働きにかたよりがあることが原因とも
考えられています。

音楽療法のクライアントも脳にダメージを受けた方が多い

実は
音楽療法のクライアントさんは
認知症の方、高次脳機能障害の方、
発達障がいの方、失語症の方など
脳に何らかのダメージを受けた方が
大変多いです。

その方たちに
有効な音楽療法を実施するためには
クライアントさんを正確に理解すること
が必要になります。

なぜなら
正確な理解があることで
適正な目標を立てることができ、
行動や症状の変容を導くプログラムが
組み立てられるからです。

確かに
正しい理解は必要だとわかるし
理解はしたいのだけれど、、、、

「クライアントさんの情報を見ても
専門用語ばっかりでよくわからないし
症状から原因を推測するのは難しそう」

と思われている方も
いらっしゃるかもしれませんね。

そんな方には
「脳血管性の音楽療法」の講座を
オススメします。

この講座では
症状の理解に役立つ
脳の機能を
例をあげながらわかりやすく解説します。

なので
「ああ、なるほど。そう考えたらいいのか」
とクライアントさんの理解が深まり
適正なプログラムを組み立てることが
できるようになります。
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「脳血管性障害の音楽療法」

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受講する順番にも決まりはありません。

楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても大丈夫です。

さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを実践しながら
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「脳血管性障害の音楽療法」に参加された
受講生の感想もお読みください。

※Sさま 女性(50才)神奈川県 ピアノ講師

3年ほど前にこの講座を知った時は、父の介護中でしたので時間がなかったです。
また、音楽療法はとても難しく、私などに関われることではないように思っていました。

メールセミナーを読んでいるうちに勉強してみたいと思い受講しました。

先生がとてもわかりやすくお話しして下さり、
続けていきたい!という気持ちが強くなりました。

毎回、本当にあっという間に時間が経ってしまいます。

ありがとうございました。


※Tさま 女性(42才)岐阜県 介護職

講座に参加する前の悩みは、どんな目的や目標を持って取り組めば良いか。
また脳血管性障害の方にどのような音楽療法をしていくか知りたいと思い受講しました。

実践して、携わらないと解決はできないと思いますが、
音楽療法は一回だけでなく、続けることで効果があるので、
そうなれるようにさらに学びたいです。

今日は人数が少なく、色々お話ができ楽しかったです。
音楽の特性を生かして、効果がある音楽を提供できる人になる事は
素晴らしいと思います。

これからもたくさん学んで仕事に繋げられるように頑張ります。
ありがとうございました。


※Oさま 女性(48才)神奈川県 その他

テレビドラマで描かれることもある事故後の記憶喪失シーンは、
脳の地図のこの場所がやられたことなのかと理解。
仕組みを知ることで、ふさわしい対応を学ぶことができました。

1日の講座で、こんなに本質のわかるセミナーはないのではないでしょうか。
とても期待通りでした。

「音楽療法」という枠にとらわれることなく、
その時間にクライアントさんに必要なことができればいいのだと気づき、
嬉しく思いました。

マクロの視点が大切なんだあと思いました。
先生の人間を見る力を少しでも学んでいきたいと思います。

これからもよろしくおねがいいたします。


どんな現場にも対応できる
実践力を身につけるなら
音楽療法セラピスト®養成講座」がオススメです。

では今日はこの辺で。
お忙しい季節柄
どうぞご自愛くださいませ。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子