- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
では本日のお話しです。
今日は「音楽療法にはなくてはならないもの」というお話しです。
ではここで改めて
おたずねします。
「音楽療法に、なくてはならないもの」
とはなんでしょう?
なんだか一休さんの問答のようですが(笑)
考えてみてくださいね。
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例えば、、
- 伴奏用の楽器(ピアノやギター)
- 歌
- 楽器
- セッションするセラピスト
- セッションに参加するクライアントさん
などを
思い浮かべられたでしょうか。
さらに
もう一つ大切なものがあるのですが
それは、、、
「クライアントさんの個別目標」です。
実は
「クライアントさんの個別目標」は
きちんと効果を出す音楽療法には
絶対に欠かせないものなのです。
個別目標にはどんなものがあるのか
では
個別目標にはどんなものがあるのか
ここで少しだけ紹介しましょう。
例えば
認知症の方でしたら
- 徘徊の減少
- 覚醒レベルを上げる
- 発語を増やす
- モチベーションアップ
障がい児でしたら
- 落ち着いて着席する
- 他人を意識する
- 自分の意思を相手に伝えるスキルを獲得する
失語症の方でしたら
- 話す意欲を持つ
- ストレス発散
- 体を動かす機会
などなど。
このように個別目標の内容は
実に様々です。
個別目標を設定する際に意識していること
次に
その個別目標を設定する際に
私が普段意識していることも
ご紹介しましょう。
それは
「生活の場面で役立つことを目標にする」
ということです。
クライアントさんが
音楽療法に参加して
- 他の人とコミュニケーションとれやすくなった
- 自分でご飯を食べられるようになった
- ご機嫌な日が増えた
- 暴言が減った
- リハビリも集中してするようになった
- 言葉が増えた
- 姿勢が良くなった
- 夜ぐっすり眠れるようになった
などの変化がみられることを意識して
目標を考えています。
実は
この個別目標、
適正な目標を立てることは簡単ではありません。
なぜなら
目標を立てるには
セラピストが「クライアントに必要なことは何か」
を見極めなければいけないからです。
でも
「どうしたら見極められるの?」という
声が聞こえてきそうです。
ご安心ください。
そんなお悩みにお応えできるのが
音楽療法セラピスト養成講座の「事例研究」の講座です。
この講座は
認知症の方への音楽療法だけに止まらず
発達障がい児、高次脳機能障害、失語症の方を対象の
実例をご紹介いたします。
その実例を知ることで
- クライアントさんの個別目標の立て方の参考になる
(こんなクライアントさんにはこれが必要とわかる) - 音楽療法の効果
- 症状に合ったプログラム
を理解いただけます。
音楽療法セラピスト養成講座は、
今の仕事を続けながら、又は子育てしながら
どの講座からスタートしてもOKですし、修了期限もありません。
あなたにとって必要な講座が学べ、
受講する順番にも決まりはありません。
もちろん楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても学べます。
さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを現場で実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。
ぜひ
ご参加ください。
音楽療法セラピスト養成講座の「事例研究」の講座
それでは今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子