堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

本日は「人の心を揺さぶる音楽の特性」についてお話しします。

去る
9月1日(金曜)夜10時から放送された
eテレ
奇跡のレッスン「ハーモニーが生きものに変わる瞬間 合唱」後編

をあなたはご覧になられましたか?

この番組は
ノルウェーから来日したマエストロのカール・ホグセットさんが
子供達に合唱を指導するというものです。

積極性があまりなかった子供たちが
積極的に歌うようになったり
変声期の男子が自信を取り戻し歌うようになったり、、、。

音楽を通して彼らが変化していく様子が紹介されていました。

その中で
カールさんが子供たちに言っていた言葉に

「合唱のゴールは、聞いた人の心を動かすこと」

というものがありました。

そして
それを聞いた子供たちは
ただ単に、綺麗に歌うだけではなく
人の心を動かすためには何を変えるべきかを
一人ひとり考え努力をしたようでした。

その結果
練習の成果を披露する演奏会では
彼らの歌声に涙する観客の姿も見られました。

私は
その場面を見て
「音楽には本当に力があるなあ」と改めて感じたのでした。

子供たちが一生懸命に歌う合唱に
多くの人が心動かされた理由は
もちろん彼らの練習や努力があったからです。

しかし
実はこれだけではなく、、、

音楽には、ある力があり
その力も人の心を動かさす要因となるのです。

その力とは、

「音楽は情動に直接働きかける」

という力です。

それを音楽の特性と言いますが、
その特性があるからこそ
人々は音楽を聞いただけで
心を揺さぶられることがあるのです。

このような
音楽の特性を活用して
困っていることや痛みを
緩和したり減らして行くのが
音楽療法です。

音楽療法の特性をはじめ
音楽療法の効果などの詳しいお話しは
音楽療法セラピスト養成講座「音楽療法概論」でお話しします。

それでは
今日も1日元気にまいりましょう!

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

「音楽療法概論」に参加された受講生の感想も参考にお読みください。

※Iさん 女性(43才)東京都 会社員

音楽療法といっても、いろいろなアプローチ手法があるようなので、
まずはその基礎を学ぶことで自分が探しているもの(まだ今はこれも不明)か、
共感できるものかを知りたいと思って参加しました。

期待通りでした。

理論だけでなく、実際の現場でのエピソードやご体験を交えて
音楽療法とは何か具体的にイメージできました。

堀田先生の音楽療法に対するプロ意識や考え方、
スタンスがとてもクリアに伝わってきました。

誰が行うかが最も重要であること、
音楽療法の枠に決してとらわれないところが印象に残りました。

もっと音楽療法について知りたいと思えるようになりました。
これからもよろしくお願いします。


※倉田さん 女性(58才)三重県 介護職

レクリエーションと音楽療法の違いについて学びたいと思っていました。

概論というと、堅苦しい理論づくめなら大変だと思っていましたが、
実際に受講してみて、楽しく集中して受講できました。
先生のお話に楽しませていただきました。

期待以上でした。

レクリエーションと音楽療法の違い、ただ楽しいではダメ。

楽しみながら「これをしたらどうなるか?」「どうしたいか?」目的があり、
クライアントさんの自分からもやりたいという気持ちを引き出すためには、
準備が必要など期待以上に良かったです。

実際に受講してとても良かった。

先生の話に引き込まれましたし、内容が充実していて
目からウロコのような講座でした。

また次も受講したいと思います。
ありがとうございました。


※Sさん 女性(46才)神奈川県 ピアノ講師

この先、自分が進んでいく道についていろいろ迷ったり、整理していこうとして
具体的にどう行動に移していくか、という悩みがありました。

再受講により自分自身で確認することが出来ました。

忘れていたこと、意識していなかったこと、新たに心に刻めたことなどを通して、
他の受講生の方々とコミュニケーションをとり、自分への自信にもつながりました。

同じことを学ぶことでも自分自身の変化とともに入ってくることが違ってきました。
もう4年も先生にお世話になっているんだと感謝しております。

今の自分に焦ることなく前向きに学びを続けていきたいと思います。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。


※Uさん 女性(46才)長野県 介護職

私はどうしてもやりたいのか?なんでやりたいのか?どういう形で仕事ができるのか?
与えられる仕事が変わり、戸惑っていた私です。

昨年5月に受講した概論ですが、約一年半たち、
今の自分の目指すものとしてどうなのか考えたいと思っていました。

「頭を柔軟にして、音学療法を実践してほしい、様々なところで自由にやってほしい」
という先生の言葉が心に響きました。

どんな所でも、誰とでも、仕事のできる自分になりたい!!
そういう思いにやっとなれた、私にとっては本当に大きい1日でした。

これから自分に与えられた時間を音楽療法と正しく勉強する時間に使い、
自分のやり方で、あらゆる場で実践につなげていきたいと、心が決まりました。
ようやくスッキリ。

いつもありがとうございます。


音楽療法セラピスト養成講座は、
どの講座からスタートされても大丈夫です。

音楽の専門知識や、特別な準備は必要ありません。

10名の少人数制ですのでリラックスして参加でき、
知りたいことや聞きたいこともその場で質問可能なので、
より理解が深まります。

さらに現場実習にも参加することで
学んだことを現場で実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。

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