堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

「音楽療法にもルーティーンを!」というお話しです。

あなたもご存知の通り
ラグビーの五郎丸選手といえば
キック前にするお願いポーズではなく、、、
ルーティーンですよね。

以前
私も過去にトライアスロンをしていたのですが
私にもあるルーティーンがありました。

それは、、、、

  • レース前日の夜の食事は「鍋焼きうどん」
  • レース当日の朝はスタート1時間前におにぎり1個食べる
  • 当日まず腕にゼッケンを書いてもらう
  • 自転車に空気をいれる
  • トイレに行く
  • 体にワセリンを塗る
  • ウエットスーツを着る

とういうものです。

それで
私はなぜ、毎回このルーティーンをしていたのだろうかと考えてみました。

それは
同じ流れで行動することで、余計なことを考えずにすみ
安心してレースに参加することができた
のではないかと思うのです。

このルーティーンをする前は
環境の変化や食べ物の変化に適応できなくて
レースで思うような結果を出すことができませんでした。
(ただのビビりなんですけどね)

しかし
このルーティーンのおかげで
余計な心配や緊張がなくなって良い結果を出せるようになりました。

きっと
安心してレースに集中できるようになったんですね。

音楽療法のセッションでも
ちょっとしたルーティーンがあるんです。

それは
「プログラムの順番」です。

例えば

  1. 今日は何月何日
  2. 自己紹介
  3. 体操
  4. 楽器
  5. おわりの歌

という風に毎回のセッションを行うのもルーティーンなのです。

音楽療法でルーティーンを使うことのメリットはなんでしょう。

それは
「クライアントが予測できるようになる」ことです。

そして
クライアントが予測できることで次に何をやるのかがわかり、
「クライアントが安心してセッションに参加できる」ようになるからです。

特に
認知症の方は不安が高く、落ち着くことが難しい方も多いですよね。

そんな方にこそ
ルーティーンを使ったセッションで
「知っている」「やったことがある」という安心感を持ってもらえるのです。

ということで
音楽療法にもルーティーンは使えますというお話しでした。

なお
ルーティーンを活用した
高齢者のための効果的な音楽療法はこちらで確認できます。
  ↓  ↓  ↓
音楽療法セラピスト養成講座「高齢者の音楽療法」

では
今日も1日元気でいきましょう!

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

PS:
「音楽療法セラピスト養成講座」は、専門学校や大学とは違い、
終了期限がありません。

どの講座からでもスタートでき、
お仕事や子育てしながらあなたのペースで、
必要な講座を選んで学んでいただけるようになっています。

それから実習制度もあるので学んだことを
現場で実践しながら確かなスキルとして
身につけていただけますから安心して参加して下さいね。
  ↓  ↓  ↓
音楽療法セラピスト養成講座

高齢者の音楽療法に参加された方の感想です

※Nさん 女性(66才)その他

以前は音楽は楽しく提供することで、ストレス発散できると考えていましたが、
高齢者や障害を持っている人との出会いが楽しいだけでは違う、
他の見方もしていかなくてはと考えるようになりました。

自分の一番苦手な目的をもって取り組むことの必要性を知りました。
今まではもっとアバウトで行ってきたように思います。

今日はありがとうございました。


※小野里さん 女性(56才)専業主婦

高齢者の音楽療法の意義の中で話された、
「今を生きる」「今を受け入れる」「人生を振り返る」
まさに自分(56才)に与えられた生き方だと思った。

音楽療法を学べば学ぶほど、自分がどう生きてきて、どう生きていけばいいのかを
考えるよい機会に恵まれていると感じる。


※Oさん 女性(45才)看護師

とても期待通りでした。

先生のお話が具体的でわかりやすかった。
何を一番大切にされているのかがよくわかりました。

講座内容が事細かく分かれているので、
ひとつの講座にこんなに時間をかけてやるのだなと驚いたと同時に
素晴らしいなと思いました。

やはり、ただ同じようにクライアントに対して向き合うのではなく
人それぞれに人生があり、好みもあり、その中で30~40人を
いかに楽しく飽きさせないようにプログラムをするか、
よく考えられているんだなと思いました。

1日本当にありがとうございました。


※Tさん 女性(43才)介護職

会社で、
「音大を出ていないのに音楽療法ができるのか?」
「楽器が満足に引けなくて音楽療法ができるのか?」
と信頼度が低いのだなと感じることがありました。
(PT、OT、STさんは逆にとても信頼度が高いですね)

結局のところ、結果を出すことが必要なんですね。

今日も一日ありがとうございました。


音楽療法セラピスト養成講座