音楽療法講座

音楽療法について音楽療法士の堀田圭江子がご案内します!

音楽療法で役割を担う

堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

私の音楽療法の中では、クライアントに役割を持ってもらう。

例えば
「○○さんはどれがやりたいですか?」と複数ある楽器から選択してもらう。

そしていろんな楽器の担当を決める。

それから
楽器をみんなで演奏する。

何でもないことに思えるかもしれないが
合奏することは
各人の楽器を自己責任において演奏するという大役があるのだ。

 

一人かけても合奏は成立しない。

 

「俺、一人くらい抜けてもわからないだろう」は通用しないのである。

しかも
5、6人しかメンバーがいないため
一人の役割は重要だ。

 

ある高齢者のクライアントが
シンバルを担当した時
素晴らしいことが起こった。

 

いつもは活気がなく
車いすで、寝ているだけ。
一日をただぼーっと過ごしている。

 

そんな彼女だが
シンバルを担当してもらった。

セラピストが合図したら叩くという手はず。

「はい」っと合図すると

じゃ〜ンン!

とシンバルが響き渡った。

できるじゃん。

 

いつもやる気のない彼女が
私の合図でシンバルを鳴らしたのだった!

 

「わー、すごい。○○さん、すごーい」

 

他のスタッフの方が舞い上がる(笑)。

 

「○○さんのシンバルが、この曲の主役だから」
そういうと
彼女はますます笑顔ではりきったのだ。

 

その後も彼女の集中力はとぎれることなく
セッション最後まで続いた。

 

このように
各人に担当を決めることで責任感と緊張感が生まれる。
そして
誰かと一緒に演奏することで、他者への興味も持つ。

 

ひとつの曲を演奏することは
お互いの存在を認め合い尊重するということ。

 

このメリットを
どんどんセッションの中で活かしていきたいと思う。

無料で音楽療法メールセミナーを購読する

毎日9日間、朝7時にあなたのメールボックスにお届けします。

目次

  1. 音楽療法って何??
  2. 音楽の特性
  3. 音楽療法の特徴
  4. 音楽療法はどこで、誰が受けている?
  5. 音楽療法の効果について
  6. 音楽療法士になるためには
  7. 音楽療法士の現状
  8. 音楽療法士(セラピスト)に必要なこと
  9. 最後に・・・

お名前を入力

 

メールアドレスを入力

※購読解除はいつでも可能です

この記事を書いている人

テキストのコピーはできません。