- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
今日は興味深いできごとがあった。
特別養護老人ホームで認知症の方のセッションだが
そのメンバーの中に姉妹がいた。
96歳の姉とその妹だ。
二人とも嫁に行き、別々の暮らしをしていた。
そして
現在は同じ施設の同じ階に同居しているのだ。
ありそうであまりない話。
実際、こういうケースは今までなかった。
その姉妹だが
初めて2人一緒に参加した。
(姉がレギュラーメンバーで通常は姉のみ参加)
ちょいと隣同士にして、反応を見てみた。
「○○さん、今日、お隣で参加しますのでよろしくね」と私が姉に妹を紹介した。
姉、全く、表情変えず。
ガ〜ン。
私が「この人はお知り合いですか?」って妹さんに聞いたら
「しらね〜よ。」と即答。
あ〜〜、だめだこりゃ。
セッションを進めていくうちに
歌を歌う場面になった。
模造紙に歌詞が大きく書いてある。
それを見るとすぐに妹さんが読み出した。
おや〜、隣の姉も読んでいるではないかい(笑)。
当人同士は意識していなくとも
他人から見ると
やっぱり似たとこあるある。
そういや、鼻の形も似ているぞ。
妹さんは口数多くてにぎやかだけど(笑)
2人並んでいるたたずまいはいい感じ。
これからもお互いマイペースで参加してくださいませ。
私もしっかりサポートさせていただきますゆえ。