- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
さて本日は「音楽レクリエーションで暑さを吹き飛ばそう!」というお話しです。
それにしても毎日暑いですよね。
(言いたくないですけれど)
この季節
高齢者の方の中には、
体温調節がうまくいかない方などがいて
辛い季節です。
また
発汗するだけでもかなり体には負担がかかるようですので
この季節は音楽レクなどの活動をする際には十分注意が必要となります。
そこで今日は、
暑い中でも音楽を使って楽しくできるプログラムをご紹介いたします。
名付けて
「盆踊りでリズム打ち」です。
例えば
「東京音頭」を使って。
- 使う楽器は「クラベス」(木製で2本1セット)
- 歌うグループと楽器を鳴らすグループに分ける
- 歌うグループは歌うことに集中する
- 楽器のグループはヨイヨイヨイという部分のみ演奏する
踊り踊るなら ちょいと東京音頭 ヨイヨイ
(ヨイヨイのところだけ2回クラベスを鳴らす)花の都の 花の都の真ん中で
ヤートナ ソレ ヨイヨイヨイ
(ヨイヨイヨイのところだけ3回クラベスを鳴らす)ヤートナ ソレ ヨイヨイヨイ
(ヨイヨイヨイのところだけ3回クラベスを鳴らす) - 歌うグループと楽器のグループを入れ替えて演奏
意外にシンプルかと思います。
次に
このプログラムの注意点をお話しします。
- 8月という季節を盆踊りの曲で感じる。
東京以外の地域は各地にある盆踊りの曲を使ってみてください
- 楽器と歌のグループに分けることで、自分たちの役割を認識する。
この場合、全員で楽しむということよりも
役割の認識に重点を置き、
各グループに「歌のグループしっかり声を出して頑張ってくださいね」などと
声をかける - リズム指定をすることで、集中力を養う。
ダラダラと楽器を叩くのではなく
なるべく2回、3回と指定の回数を叩くようにトライしましょう
さらに
余裕があれば、、、
その方に踊ってもらったり
座ったままでみなさんに踊っていただいても楽しさが増します。
ということで
ぜひ
お試しください。
このように
季節感を感じながらも
集中力を高めたり役割感を持つことができる
プログラムにはちょっとした工夫とコツがあります。
その工夫とコツについては
「高齢者の音楽療法2」で詳しくお話いたします。
音楽療法セラピスト養成講座は、
どの講座からスタートされても大丈夫です。
音楽の専門知識や、特別な準備は必要ありません。
10名の少人数制ですのでリラックスして参加でき、
知りたいことや聞きたいこともその場で質問可能なので、
より理解が深まります。
さらに現場実習にも参加することで
学んだことを現場で実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。
それでは
今日も1日元気にまいりましょう!
音楽療法セラピスト 堀田圭江子
「高齢者の音楽療法2」に参加された受講生の感想も参考にお読みください。
※Hさん 女性(42才)新潟県 介護職
より実践に近い内容を学べると期待して受講しました。
何回か講義に参加させていただいて実りのある時間を過ごせています。
毎回参考になります。
※Hさん 女性(59才)静岡県 会社員
音楽レクは学べるところが多々ありますが、
実際に音楽療法となるとなかなか場所がありません。
すべての講座を受けるつもりで頑張ります。
※Sさん 女性(50才)千葉県 その他
高齢者の音楽レクを行っていて、
症状の違う方たちが混ざっていてのセッションに悩んでいました。
レクから療法としてのセッションを自信を持って行えるようになりたいと参加しました。
※Iさん 女性(43才)福岡県 介護職
実践に(今はまだレクとしてですが)反映させたい、
頭を柔らかくしたいと思い受講しました。
いつも、結局は自分なんだと、自分次第なのだと思います。
知識は持ちろんのこと、どんな人間でありたいかと思うことで、
少しずつでも自分が変われるように努力の日々です。
毎回多くの学びを、体験をありがとうございます。
あなたのペースで学べて、
実習制度が充実しているので本物の実力が身につく
「音楽療法セラピスト養成講座」