- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
本日は特別養護老人ホームでのセッションの日。
認知症のクライアントさんと音楽療法です。
音楽療法は一人ずつたいこを叩くというプログラムまで進行していました。
「はい、○○さん私と同じようにたたいてくださいね。」とセラピストが
クライアントさんにたいこを差し出すと、
部屋の上にある
非常ベルがクルクルまわり始めたのです。
そして、
「4階の○○号室を確認してください。○○号室を確認して下さい。」と
機械の声で全館放送が流れました。
えーっっ、火事?????
しかし、部屋の外も静か。
誰もあわてる様子なし。
どうなってるのぉ?!
「とりあえず僕、確認してきます」と一緒にセッションに入っていた職員さんが
部屋を出た。
ちょっぴり心配しつつ
待つ事数分。
「先生、大丈夫です。誤作動でした。」
ああ、そう、よかった。
と思っていたら、
「ウウーン、ウーン」サイレンが近づいてきます。
ええっ?!やっぱ、火事?
「一応、消防くるんですよね。申し訳ないなぁ。」と職員。
なんと、
施設の火災報知機と消防はつながっていて
報知器が作動したら、必ず消防隊が出動するそうです。
あらまー。本当にご苦労さまです。
ま、でも誤作動でよかったです。
セッション中に火事って、も~、怖いよ~。
でも一瞬、
「非常スロープの場所はあそこだったな」とか
「誰から誘導すればいいんだ?」とか
「落ち着け私」とか頭をすごいスピードでよぎりました(笑)。
そして、
「絶対、今年の非難訓練には参加しよう」と心に決めた堀田です。
~備えあれば憂いなし~