- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
かれこれ、
高齢者の音楽療法は10年以上もやっている。
当初の頃とはずいぶんと様変わりしたなあ。
何が変化したって
「ワーカーさんの人手不足」の変化たるや…。
昔は、フロアーにワーカーさんが結構いて
ゆったりとお年寄りとお話している姿や、笑っている姿が見られた。
今はどうだろう?
ワーカーのさんの姿を探すが大変だ。
廊下で
「○○さ〜ん、どのお部屋にいますか〜??」と
叫ぶのもしばしば(笑)。
当然
音楽療法担当の人員も減らされた(涙)。
音楽療法を受ける高齢者は重度化し
スタッフは少なくなる中
反対に、やることはたくさんあるのだ。
利用者さん(お年寄り)は確かに、どんどん認知症は進んでいき
理解力もダウン
会話は成り立たなくなっても
- タイコのバチが持てる・叩ける
- 歌詞を声に出して読む事ができる
- 指先でリズムをとる
- 表情が柔らかくなる
これだけできれば
まだまだセッションは参加できる。
ぜーんぜんOK。
もしかしたら
私たちが見落としている機能があるかもしれないし。
もっともっと
引き出していこうと思う。
あきらめないぞ。