- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
今日は
「私、失敗してしまいました」
というお話しです。
最後までお付き合いください。
昨年の12月
ある高齢者施設で音楽療法ほセッションをしました。
冬の曲を歌った後に
「12月といえば、クリスマスですね。
みなさんはクリスマスをご家族や友だちと過ごしましたか?」
とクライアントさんにお聞きしました。
その答えは
「・・・・・・・・。」
何の反応もありませんでした。
私は
「しまった。この年代の人はクリスマスはやらないかも」
と気づき
「えーっと、話題を変えますね(大汗)。
そろそろ冬至です。
冬至の日に食べる物とは何ですか?」
と質問を変えてみたのです。
すると今度はどうでしょう。
「ナス!」
と元気よく声が上がったのです。
私は
「うーん、おしい。野菜なんですが、外側が緑で内側が黄色の野菜です。」
とヒントを出しました。
そうすると
「かぼちゃ!」という答えが出ました。
思わず
「正解です!かぼちゃですね。」
と私も答えました。
その後のセッションは
クライアントさんたちの反応も良くなり
イキイキとした姿が見られました。
とういうことで、、、、
高齢者の音楽療法で失敗した原因
今回は私が、
クライアントさんに適さない質問をして
失敗した場面をお話ししました(汗)。
どんなところが適さない質問だったかと
言いますと、
「クライアントさんの生きて
こられた時代背景を考えていなかった」
というところです。
そもそも
クリスマスをはじめ
行事が定着したのは戦後のことと言われていますし、
小さい頃から家の手伝いや仕事をしていて
とても忙しかったという場合には
行事どころではなかったかもしれません。
それなのに
トンチンカンな質問をしてしまった私。
トホホです。
クライアントさんに対する
理解(対象者理解)の重要性を
あらためて感じたセッションでした。
音楽療法では
クライアントさんの力や反応を引き出すために
セラピストの適切な質問やアプローチが必要になります。
そのためには
「クライアントさんを正しく理解」
しておかなければならないのです。
でも
どのようにして理解(知る)したら良いのか
戸惑いを感じる方もいらっしゃるかも
しれません。
そんな場合には
音楽療法セラピスト®養成講座「音楽療法概論」の講座をオススメします。
こう講座では
クライアントさんを
正しく知ることができる
具体的な方法をお伝えしていきます。
その方法を知ることで
クライアントさんと信頼関係が作れて
セッションがより楽しくなります。
音楽療法セラピスト養成講座は、
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あなたにとって必要な講座だけを学ぶことができ、
受講する順番にも決まりはありません。
楽器が弾けなくても、
音楽を専門的に勉強していなくても大丈夫です。
さらに現場実習にも参加することで
講座で学んだことを実践しながら
確かなスキルとして身につけていただけます。
それでは
今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子
追伸:
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