- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは、
音楽療法士の堀田です。
先週の週末は音楽療法の概論の講座を開催しました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
充実した2日間でした。心より感謝いたします。
今回は、音楽療法の基礎の基礎。
音楽療法とは何ぞや?というところからお話をしました。
その中でも音楽療法の特徴についてご紹介しますと・・・
音楽療法は効果があっても
「副作用がない」という特徴があります。
薬は効果がありますね。
しかし
副作用もあります。
音楽療法は効果があるのに
副作用がないのです。
例えば、
認知症の人が音楽療法を週1回やっていて、それを週2回に増やしたとします。
週1回の時は発語が増えました。
では、
週2回になったら発語が増えすぎて落ち着かなくなる(不穏状態)かというと
そんなことはありません。
ただし
歌をたくさん歌えば(30曲とか)、声はかれるかもしれませんけどね(笑)。
では、なぜ副作用がないのか???
音楽の特性には、メロディーとリズムとハーモニーがありますが
実は私達のカラダも音楽の特性とリンクする要素があります。
メロディー(上がったり下がったり)=血圧
リスム(一定のテンポ)=心臓の鼓動
ハーモニー(バランス)=骨格や神経などなど
このように
カラダに備わっているものを音楽は刺激して
活動や役割を活性化したり沈静化したりするわけですね。
よって副作用がないのだと考えられます。
カラダと心に優しく作用する音楽療法。
性別や年齢、障害の有無や程度に関わらず
どんな方にも適応するのも納得ですね。
これからもこの特性を活かして、
どんどんいろんな現場に音楽療法を広めていきたいと思っています。
知れば知るほど面白い音楽療法。
来年の講座は高齢者の音楽療法からスタートです。
詳細はこちらです。
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音楽療法セラピスト養成講座
では、今日はこの辺で。
よいクリスマスを!!
音楽療法士 堀田圭江子