- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
自閉症スペクトラムを含む発達障害について
最近では認知が進んできたように思います。
しかし
障害の正しい理解はまだまだ
かもしれません。
また
医学的な概念も「自閉症」から
「自閉症スペクトラム」へと変わり
サポートする側も混乱があります。
そのような中
音楽療法では障害のある子どもたちを
正確に理解し適応する個別目標を設定し
プログラムを実施していかなければなりません。
自閉症スペクトラムとは何かを理解するために
そこで今日は
自閉症スペクトラムの理解の助けに
なる本をご紹介したいと思います。
「最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 (発達障害を考える心をつなぐ)」
榊原洋一著(ナツメ社)
この本は
- 自閉症スペクトラムの基礎知識がわかる
- 行動療法はじめ様々な療育方法の紹介
- 家庭、学校での効果的なサポート例を紹介
という内容です。
また
音楽療法でも取り入れている
「行動療法」と「構造化」
についても解説されています。
イラストも豊富ですので
障がいのある子どもと
関わった経験がない方でも
わかりやすいと思います。
参考にしてみてください。
音楽療法でのプログラム例
そして
先ほどお話ししましたが
障がい児を対象にした音楽療法では
「行動療法」と「構造化」の
考え方を取り入れたプログラムを
実施しています。
行動療法を取り入れたプログラム例
例えば「行動療法を取り入れたプログラム」の場合
太鼓のリズム課題で
セラピストがあるリズムを叩き
クライアントがそれを模倣する。
↓ ↓ ↓
課題と同じくできた時に
言葉で褒めるだけではなく
そのクライアントの好きな曲を
セラピストが歌うか演奏する。
などです。
このように
療育や様々な方法の利点と
音楽をうまく組み合わせるプログラムで
効果的な活動にできるのです。
しかし
色々な特徴のあるクライアントに
何が適切なプログラムなのか
わからないという方も多いかもしれません。
そんな時は
音楽療法セラピスト®養成講座
「障がい児の音楽療法2」の講座を
活用ください。
この講座では
- 障がいの特徴に合わせたプログラムの作り方
- プログラムに集中させるコツ
- 視覚を使った指示の仕方
- 行動や症状の意味の分析
- 保護者との良好な関わり方
について学ぶことができます。
もちろん
「行動療法」や「構造化」についても詳しく解説し
どのように音楽と組み合わせるのかを事例を用いて紹介します。
当日は
実際のセッションのVTRもありますので
理解が深まると思います。
ぜひご参加ください。
↓ ↓ ↓
「障がい児の音楽療法2」
それでは今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子