堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

ピアノ教室を開いている大学時代の同級生から
久しぶりにメールが来たのです。

子供たちにピアノを教えているが、
発達障害(ADHD)あるいは
グレーゾーンのお子さんとの接し方がわからない
といった相談でした。

そこで本日は、
「ADHDのお子さんとの関わり方ポイント」
についてお話しします。


お久しぶりです。Aです。
元気にやってますか?
私は元気です。

ちょっと教えて欲しいことがあって
メールしました。

最近、
ピアノの生徒でADHDの小学生1年
男子が入ってきたの。

元気があって、やる気はあるのだけど
集中できないらしく
すぐ立ち上がったり違うことを
始めてしまい困ってます。

それで
私は「○○やらない」「はい、こっち見て」
と注意することが多くなって
レッスンにならないしまつ。

実は
今まで障がいのある子と関わったことがない
ので、接し方がわからないのです。

それで発達障害の本なんかも読んだけど
いまひとつピンとこないというか
確信が持てない感じです。

そこで
あなたが音楽療法をやっていることを
思い出し、教えてもらおうと思い
メールしたというわけなんです。

忙しいと思うのだけど
ヒントでももらえると助かります。

よろしくお願いします。

Aより


というメールが来ましたので
次のように返信しました。

Aさん

お久しぶりです。
メールありがとう。
私も元気にやっていますよ。

さて早速ですが
生徒さんの関わりについて
アドバイスをしたいと思います。

大まかにADHDの特徴を確認しておきますね。

  • 集中力が短い
  • じっとしていられない
  • 順番や指示を待てない
  • 目に付くものに意識が移る
  • 優先順位がつけるのが苦手
  • 自発性が高い

などがあると思います。

そのため
大人や周りから注意されることが
多くなってしまうのですね。

そんな彼らには
次の3つのポイントをおさえて
接してみると良いと思います。

ADHDの子供に接するポイントは3つ

1、できたところを褒める

いつも叱られているので
自己肯定感が低い子が多いです。

そんな場合には
できたところをきちんと褒めることで
自信をつけてあげられます。

2、穏やかな声で話す

大きな声で注意すると
叱られたと思い萎縮する子もいます。

ゆっくり穏やかな声で話すと
指示が理解しやすいと思います。

3、スケジュールややることを目で見えるようにする

例えば

「今日のレッスンのメニュー」

  • 右手だけの練習(5回)
  • 左手だけの練習(5回)
  • 3分休憩
  • 両手で弾く(5回)

などを紙か小さいホワイトボードに
書いてレッスンの最初に見せる。

具体的で視覚化されていると
理解しやすいです。

以上
3つのポイントをおさえて
楽しいレッスンにしてね。

圭江子より

という内容で返事をしました。

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このブログを読まれているあなたも
障がいを持つお子さんの関わり方で
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特に自閉症スペクトラムの捉え方に
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ですので
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それでは今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト® 堀田圭江子