堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

今日は、
報告書や記録などの文章が「サクサク書けるコツ」
というお話しです。

いよいよ12月に入りましたね。

12月は師走で
何かと忙しいものです。

年末までに
報告書や記録などのまとめを
しなければならない
という方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

実は私も
音楽療法の仕事の中に
「文章にまとめる」という
仕事が結構多いのです。

つい最近も
まとめなければならない仕事があり
焦っていました。

本来ならば
さっさと取りかかれば良いのに
グズグズしていたのです。

「ああ、どうやってまとめよう。」
そう思って2週間が経ってしまいました。

でも
本当に締め切りが近づいてきたある日
こんなことに気づいたのです。

「この文章は
一体、何のためのまとめだったっけ?」

ひとりで考えているうちにナント!
まとめる「目的」を忘れていたのです(トホホ)。

そこで
冷静になり

  • 「誰に読んでもらうのか」
  • 「この文章は資料なのか、報告書なのか、提案書なのか」
  • 「読み手や他の人にどのように活用されるのか」

ということを再確認してみました。

そうすると
段取りがついて
まとめることができたのです。

このように
文章を作成する際には

  • 誰が読む
  • 何に活用するのか

などの「目的」が大切です。

しかし
意外に目的が明確になっていないことも
多いものです。

そんな時は
まずは目的を明確にしてみましょう。

そして
完成のイメージを持つことです。

中には
その目的によって
書面のスタイルや使用する言語の形式も
あるかもしれませんので
他の人が書いたものをモデリングすると良いです。

そのようにしながら
まとめの文章を書いてみてくださいね。

とはいえ
普段の活動(特に音楽を取り入れた活動)を
文章化するのは簡単ではないかもしれません。

また
他の人が書いた文章を手に入れるのは難しい
場合もありますね。

そんな場合は
「事例研究」の講座をぜひ活用ください。

この講座は
さまざまな症状のクライアントさんの
変化を文章で紹介するものです。

音楽療法を受ける前と後の変化を
読む人に伝わるわかりやすい文章で
まとめています。

例えば

「笑顔が見られるようになった」

という場合の表現を

「以前は顔の表情の変化がまったく見られなかった方でも
歌を歌った後には、口角が上がり瞳の輝きも見られるようになった」

などの文章に書いていますので
より細かい表情の変化が読み手にも伝わるかと思います。

ということで
サクサクと文章を書くために
事例研究をぜひ活用ください。
↓ ↓ ↓
音楽療法セラピスト®養成講座
「事例研究」

それでは
今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子