- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
本日のお話しは、
音楽療法・音楽レクで「クリスマスに使えるプログラム」をご紹介します。
12月は色々なところで
クリスマス会やそれにまつわる行事が開かれますね。
そこでは
みんなで参加できるプログラムを企画されると思います。
でも
「まだ何をしたらいいか決まってなーい」
という声も聞こえてきますので(勝手にですけど)
今日は
そんな声にお応えして
クリスマスの行事に使えるプログラムをご紹介します。
ちなみに対象者は高齢者です。
ではさっそく、使用曲と演奏方法を2つご紹介しましょう。
1、鈴を使ったプログラム
- 使用する楽器:「鈴」
- 使用曲:「ジングルベル」
- 演奏方法:リズムパターンを決めて演奏する
「シャン、シャン、シャンシャンシャン」のリズムで最初から最後まで演奏する
歌うグループと鈴を鳴らすグループに分けて演奏する - 目的:自分のパートに集中するため、集中力のアップができる
2、「ハンドベル」または「トーンチャイム」を使ったプログラム
- 使用する楽器:「ハンドベル」または「トーンチャイム」
- 使用曲 :「きよしこの夜」
- 演奏方法:3つグループに分かれて、グループごとに鳴らす
演奏する際は歌わずに演奏に集中するAグループ(ド、ミ、ソ)の音をひとり1音ずつ持つ
bグループ(ファ、ラ)の音をひとり1音ずつ持つ
cグループ(ソ、シ、レ)の音をひとり1音ずつ持つきよし、この夜→ a グループ鳴らす
星は → c
ひかり → a
救いの → b
みこは → a
まぶねの → b
なかに → a
眠りた → c
もー → a
いーと → a - 目的:リーダー役の人の指示をしっかり見て、集中する
自分が演奏する音や、他のグループとの共同しての演奏に
役割感や達成感を持つことができる。
以上
クリスマスソングを使ったプログラムです。
参考になさってくださいね。
実は先ほど
ご紹介した楽器の他にも
音楽療法では様々な楽器を使用してセッションを
していきます。
もちろん
楽しくまた効果のある音楽療法が実施できます。
もっと具体的なお話は
音楽療法セラピスト養成講座「高齢者の音楽療法」や「事例研究」でたっぷりとご紹介します。
では今日はこの辺で。
くれぐれも
ご自愛くださいませ。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子