- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
「繰り返し学ぶことで忘れない」というお話しです。
先日、
書類の整理をしていたのですが、
その中に昨年参加したあるセミナーの資料がありました。
「ああ、そういえばこれに行ったんだよなー」と
思いながらページをめくっていくと、、、
「あれっ、こんなことも書いてあったんだ」
とか
「えっ、そういうことだったの?」
など
あらためて見返して
かなり忘れていることにちょっとびっくりしました(汗)。
なぜなら
そのセミナーはとてもわりやすくて
理解しやすかったという印象があったからです。
しかし
数ヶ月たつとこんなにも忘れるなんて、、、。
あなたも、こんなことありませんか?
「人間は忘れる生き物である」
と言われていますよね。
ドイツの心理学者エビングハウスによると
人は何かを学んだ時、
- 1時間後には56パーセント忘れる
- 31日後には79パーセント忘れる
となるそうです。
(このデーターは無意味な音節を記憶した場合のデーターであり、
反対に意味があるものを覚える場合には数値は変わるそうです)
そういうデーターを聞くと
ちょっとホッとしたりして(笑)。
さらに
エビングハウスの研究によると、、、
- 1度目の学習より2度目の学習の方が簡単になる。
復習を重ねるごとに忘れにくくなる。 - 一度にたくさん学ぶよりも、時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、
学習効率は上がる。
という結果もでているそうです。
なるほど。
そういえば
ピアノもそうですが
何かを学んだり身につけるためには
何度も繰り返したり復習したりしていますものね。
やはり
何度もやってみる(復習)ことは重要ですね。
ということで
学びは1度だけではなく
2度、3度とすることで確かなものになっていきます。
実は
音楽療法セラピスト養成講座も
何度も参加していただき
学びを確かなものにしていただけるよう
再受講制度をご用意しています。
再度参加されることで
「ああ、そうだったのか!」とさらに理解が深まったり
初めての時はスルーしていた事柄に気づいたりと
今までより自信を持って
現場や家庭でのサポートができるようになります。
例えば
「高齢者の音楽療法2」の講座では、
認知症の方
また
認知予防をしたい方向けの
実践プログラムをご紹介し、その活用方法を詳しくお話しします。
そして
音楽を通して、自分の高齢の親と楽しく接する方法についても
お話ししていきます。
特にこんな方にこの講座はおすすめです。
- 音楽レクのマンネリ化を打開したい
- 家族に認知症の方がいらっしゃる
- 高齢者の施設を訪問している活動に、もうひとつ何かを加えたい
- 地域で音楽を含む活動を頼まれ、何をしたらいいか迷っている
- 高齢の親とイライラしないで、関わりをもつためのポイントを知りたい
音楽療法セラピスト 堀田圭江子