- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
先日行いました「障がい児の音楽療法1」の内容から大切なポイントをピックアップしてご紹介したいと思います。
その前に
まずはお礼を。
今回ご参加のみなさんは
東京や神奈川、千葉を始め、栃木や長野、
大阪、北海道、九州からと日本各地からいらしてくださいました。
ご参加の皆様
ありがとうございました!
ということで、、、
先日の講座の内容をお話しますね。
「障がいをどのように捉えていき、音楽を通じて彼らとどのような心構えで向き合っていくか
今回は
「障がいをどのように捉えていき、音楽を通じて彼らとどのような心構えで向き合っていくか」ということをみなさんといっしょに考えていきました。
まず、
- 発達障害は主に先天性で、脳の機能障害が原因で
子供の発達に様々な遅れや支障があるということ - 障がいは病気ではない
- 障がいには様々な症状や特徴があり、
それぞれの障がいを正しく理解することで
音楽療法では適正な治療目標の設定ができる
ということを確認しました。
また、
障がいを持った方をサポートする際には、保護者の方の悩みやニーズも丁寧に聞き取り、
彼らと協力しながらクライアントさんをサポートしていくことが大切だということを、
私の今までの経験からお話しさせていただきました。
そして
音楽療法を実践する際には、
「障がいを持った方の世界も尊重しながら、セラピスト自身も音楽を楽しみなるべく自然体で向き合っていく」
という姿勢が必要だというお話しもお伝えしました。
さらに
実際のセッションについては「障がい児の音楽療法2」で
VTRなどでご紹介しながら、詳細をお話しします。
「障がい児の音楽療法1」に参加された受講生の感想もお読みください。
※Sさん 女性(52才)専業主婦
先生の今までの現場でのエピソードをたくさん聞くことができてよかったです。
※Uさん 女性(46才)専門職
初心に帰った感じでした。
講座を受けながら今まで関わってきた子供の親の顔が浮かんできて
より一層頑張りたいと思いました。
今年から仕事の環境が変わりそうです。
そうした中で、より音楽療法の知識を深めるとともに、
実習に参加して自分の仕事として身につけられるよう頑張りたいと思います。
いつもありがとうございます。
※Kさん 女性(33才)会社員
音楽療法士としてだけでなく、今の支援員としてもまだまだ未熟だと感じました。
適切な考え方や関わり方をもっとしっかり学びたいと思います。
ありがとうございました。
※Kさん 女性(52才)会社員
大事なことや心構えがわかりました。
本当に必要かどうかよく見極め、どんな治療目標を立てられるかが大切だと思いました。
でもやはり、音楽をやっていて本当にお互い良かったと思える場面に多く出会います。
多くの方に音楽療法がわかっていただければと感じています。
本日もありがとうございました。
※Sさん 女性(50才)その他
自分の周りに本当にたくさんの障がい児の親がいます。
理解できないこと、見ていて何もできないことに歯がゆさを感じたりしていました。
今日の講座は、それが少し理解できたように思います。
もっと深めて仕事にも繋げられたらと思いました。
たくさん知識を得られました。
今日もありがとうございました。
※Iさん 女性(43才)会社員
次回の「障がい児の音楽療法2」も楽しみです。
この講座は自分のペースで学べること。
そして堀田先生から学べば大学に行かずとも
ちゃんとした音楽療法セラピストになれると思ったからです。
今回も楽しく多くの学びをありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。
※Iさん 女性(26才)作業療法士
障がい児の捉え方が「本人は困っていないかもしれない」
「調和がとれた状態かもしれない」というお話を聞いて印象が変わりました。
障害というよりそういう特徴だということをより実感できたように感じました。
また、私たちの世界を押し付けるのではなく、お知らせするというお話も
とても参考になりました。
実場面でそれができるかはとても難しいことだと思いますが、
今日学んだことを頭に置いて今後色々なことを考える糧にしたいと思います。
ありがとうございました。
※Yさん 女性(51才)介護職
障がい児について今まで直接に関わることがなかったので、
その特徴を知りたいと思って今回受講させていただきました。
障がい児のお子さんをお持ちのお母様もサポートする気持ちは大切で、
高齢者の音楽療法との関わり方の違いが学べました。
明日の実習もよろしくお願いします。
※Yさん 女性(43才) 公務員
むやみに「セッションしよーっ!!」と近づくのではなく、
「どういう関わりを持ちたいか」を準備しておかなくてはいけないとのこと。
そうでした。準備します。
“障がいのある人や自閉の方などは、その人の中で調和がとれている、いじくってはいけない”
と話があった時、私は「、、、。もしかして障害児教育って、土足でいじり続けてる??
頼まれてもいないの、こだわりを減らそうと計画とかを立てて、パニックになれば問題行動とか、、、。」
あとは自分の言葉で飲み込めるようにしたいです。
ありがとうございました。
では、
今日はこの辺で。
花粉に負けず元気にいきましょう。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子