- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
「音楽療法でも大切なのはこころ」
というお話しです。
実は私、今リハビリに通っております。
といいましても大きな怪我などではなく、
腰痛持ちのため
定期的な運動やケアが必要なのですが
最近は怠っていたため(汗)
痛みやしびれがでてきてしまったというわけです。
それで
受診後、リハビリで指導いただいているところです。
先日、リハビリをして帰ろうとした時のこと、、、、。
担当の理学療法の先生が
「堀田さんは音楽療法されているんですよね」
と話かけてきました。
私:
「そうです」と答えると。
先生:
「クライアントさんはどんな方ですか?」と聞くので
私:
「主に認知症の方、発達障がいの方、難病の方、高次脳機能障がいの方、精神疾患の方などですね」と答えました。
先生:
「そーなんですね」
「ちょっと僕は現場を見たことがないので、変な質問になっちゃうかもしれませんけど、クライアントさんたちって、自分からやろうという意欲はありますか?」
私:
「最初からある方は少ないです。でも、だんだんクライアントさんたちは自発的な行動がでてきますよ。楽しんでるっていうか」
先生:
「へー、すごい」
「リハビリも患者さんがやろうという気持ちになってやらないと効果が全然違うし、日常の動作に定着しないんですよ」
私:
「わかります」
先生:
「でも、なかなか意欲を出してくれない方もいて、、、」
「最後はココロなんですよね」
私:
「本当にそうですよね、ココロが動かないと行動って変わらないですものね」
先生:
「はい」
「では、また次回に」
私:
「はい、次回よろしくお願いします」
という会話をして、
リハビリから帰ってきました。
実は「ココロを動かす」のに力を発揮するのが音楽療法なのです。
なぜなら、、、、
音楽療法では
- ・音楽の持つ「運動を促す」という力を活用するため
動きがスムーズに行える - クライアントさんの反応を待つので、その人のペースでできる
- 基本的に強制はしない
- 好きなことからスタートする
- 良くなることやうまくなることが目的ではないため
行動の良し悪しや他人からの評価はない - 楽しい
という特徴があるからです。
「楽しくやっているうちに、こんなこともあんなこともできるようになってたね」というのが音楽療法です。
リハビリの先生のおかげで
私自身、音楽療法のいいところを再確認することができました。
そんな
楽しみながらココロを動かせる音楽療法についての実践方法など詳しいお話しはこちらです。
音楽療法セラピスト養成講座
では今日はこのへんで。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子