堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

「高齢者の冬のかくれ脱水に注意!!」というお話しです。

先日、
ある高齢者施設で音楽療法をした時、こんなことがありました。

ある認知症の女性、
いつもはブツブツと独り言を言っているのですが、
その日だけは言葉が少なくおとなしい様子でした。

今日は落ち着いているのかなと思いながらセッションを進め、
最後の歌でクールダウンをしようとした時、
その女性の目がうつろになりぐったりと右側に頭が傾きました。

アレアレ、、、。

セッションに参加していた職員さんが
直ぐに別室に誘導してくれて、看護師につなげてくれました。

その後、
状態を伺うと「脱水だった」とのこと。

水分と休養で大事には至らなかったのですが、
脱水が原因と聞いてビックリしました。

しかし
看護師さんのお話しでは、
冬こそ脱水に注意だそうです。

冬は汗を積極的にはかかないため
水分の摂取量が減り、気がつくと脱水になっている状態が結構あるそうです。

また、
エアコンの温風はお肌の乾燥だけでなく、体の内部の水分も奪うため、
小まめな水分補給を心がけてくださいと言われました。

かくれ脱水には、くれぐれも気をつけていきましょう。

ということで、
クライアントさんに、脱水には注意することを教わった次第です。

では、今日はこの辺で。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子

追伸:
ちなみに
高齢者の方への音楽療法の詳しいお話しは「高齢者の音楽療法1」でお伝えします。