堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

3月は、ちまたと同じく音楽療法も年度末の反省をする季節。

私の場合は数カ所の現場があり
各施設、各グループ、各人の経過報告と反省をしている。

 

3ヶ月毎の見直しも行っているが
1年間を振り返ってみると
それはそれで違いや変化に気づかされる。

音楽療法は目に見えないもの。

だけれども
なるべく記録をきちんと残し
視覚化できるように努めている。

単なる行動の変化だけでなく
「なぜ、その行動の変化に至ったのか?」を検証する。

クライアントは自分のことを語れない人も多い。

 

その場合は
セラピストやスタッフが推測し見当をつけるしかない。

「なぜ、こうしたのか?」
「なぜ、こうしなかったのか?」
「できた要因はなにか?」
「できなかった要因はなにか?」

まさに、謎解きのごとく頭をひねるのだ。

セラピストもクライアントも
「そうか!」という納得が得られてはじめて、次のステップにいける。

 

年度末にスタッフ全員で頭をひねり
お互いの知恵や意見をやり取りし合う。

私はこのやり取りが大好きだ。

音楽療法はセッションだけでなく
他のところでも超真剣。

 

これがあって
「適切なサポート」
「いいセッション」 になるのである。

見えないところの仕事って大事大事。

私は
良きスタッフに支えられているから、
セッションできるのだ。

スタッフみんなに感謝。

そして
これからもよろしくお願いします。