- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
「音楽療法は歌うだけじゃない」というお話です。
このメールを読んでくださっているあなたは
音楽療法ってどんなことをするのかはおわかりだと思いますが
今日は復習の意味でもちょいとお話しをします。
音楽療法というとどのようなイメージをもたれるでしょうか。
- 音楽を聞いてリラックスする
- 歌を歌う
- みんなで一緒に鈴やマラカスのような楽器を鳴らす
といったことを連想するかもしれません。
確かにどれも楽しそうですが
実際には
上記以外のことも行います。
例えば
- 体操
- 歌詞を読む
- リズムを真似して手を叩く
などなど。
「へー」と思われるかもしれませんが
特に高齢者の音楽療法では大切なプログラムとして
私は毎回取り入れております。
中でも
というプログラムは歌う前にぜひ行いたいものです。
■なぜなら
声を出して読むことで
にもなりますし、歌詞が書いてある模造紙や白板を見ることで
というトレーニングにもなります。
やり方としては
参加者全員で読んでもいいですし
一人ずつ何行か区切って読んだり、
1番の歌詞2番の歌詞というようにしてもいいでしょう。
■また
歌詞を読むことで、
例えば
歌詞をスラスラと読めた場合は、、、、、
- 視力に問題がない
- 意欲がある
- セラピストの指示が理解できる
- 集中力がある
- 喉や口に機能的な問題がない
- 失語症がない
などのことがわかります。
反対に歌詞を読むのに時間がかかる場合や読めない場合は
上記の反対の理由が考えられるのです。
ただ歌詞を読むだけですが
このようにセラピストが「何のために行うのか?」という目的を持つならば
得るものはたくさんあります。
というわけで
音楽療法は歌うだけではく
歌詞を音読したり、体を動かしたり、会話をしたり、楽器を使ったりと
実にバラエティに富んだプログラムがあります。
そして
何より なのです。
しかしながら
になります。
もしもあなたが、
高齢者の方々、認知症の方々をより深く理解して
お仕事やご家族とのコミュニケーションに活かしたいと
思われているのでしたら
ぜひ、こちらをご覧ください。
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体感を通して、高齢者の方の心身の理解を深めていただける講座です。
では、今日はこのへんで。
お風邪召されませんように。
音楽療法セラピスト 堀田圭江子