堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

こんにちは、堀田です。

さて本日は「音楽の持つ力」についてお話しします。

あなたもご存知の通り
音楽療法は音楽を使ってセラピーします。

ということは
音楽に何かの力(特性)があるからこそ
人は変化を起こすのですよね。

ずばり
音楽には数々の特性があります。

今日はその中の1つをご紹介します。

「音楽にはルール(規則性)がある」ということです。

ここで
楽譜を思い浮かべてみてください。
楽譜の最初には何が書いてありますか?

まずはト音記号やヘ音記号が書いてあります。

そして
フラットやシャープがあったりなかったり

その次に
4分の4とか、4分の2とか
数字の2段重ね(笑)が書いてあります。
拍子記号です。

この拍子記号は
「この曲は◯拍子の曲ですよ、」と明記して演奏する人にお知らせしています。

例えば
この4分の4拍子って書いてあれば演奏者は、
「ああ、この曲は4拍子ね、
 1、2、3、4、の繰り返しで最後までいくんだね」って理解して
心の中で準備することができます。

大切なことは
「1、2、3、4、」を繰り返す。

すなわち「1、2、3、4、」という一定のリズムを刻むということであり
規則性(ルール)です。

この規則性があることで
次に何が来るのかを予測できますね。

予測できると人間は安心を覚えます。

なぜなら
人間は恒温動物であるため
変化を好まず常に同じ状態を望むと言われています。

なので
次にどうなるか、次に何が来るのかわからないのは不安なのです。

常に
安心していたいのが人間なんですね。

今までのことから、、、、

音楽を聞いたり、演奏したりすることで
気分が落ち着いたり、元気が出たりするのは
こんな理由があったのかとお分かりいただけると思います。

このように
音楽の持つ特性を活用した活動やセラピーが音楽療法です。

 

この他にもまだまだある音楽の特性や
音楽療法にご興味をお持ちになられましたら
ぜひ、「音楽療法セラピスト養成講座」へいらしてください。

「音楽療法って何なの?何するの?」

という質問にお答えします。

では、今日はこのへんで。

音楽療法セラピスト 堀田圭江子