- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
30年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは。 堀田です。
本日は「音楽療法とリハビリ」についてお話します。
あなたは5月13日に放送されたNHKのプロフェッショナルをご覧になりましたか。
今回はリハビリ医の酒向先生でした。
酒向先生は もともとは脳神経外科医でしたが、 43歳でリハビリ医に転身。
損傷した脳に残された可能性を洗い出し
患者を温かくまた厳しく励ましながらリハビリを指導されています。
放送の中で とても納得した部分がありました。
「命が助かって、リハビリして、それで終わりじゃない。」
と先生がおっしゃっていたことです。
確かにそうだと思います。
病気になって、外科的な手術をして、
リハビリして元通りの体とはいかないんですよね。
- 実は退院してからが本番で
「麻痺や障害がある自分をどのように生きていくか」が問題なわけで。 - また先生は
自宅でなるべく自分の面倒は自分でみられるように
病院で訓練して退院して欲しいとおっしゃってもいました。
なぜなら
ご自身のお父様も脳梗塞になられ、先生のリハビリで一旦は回復されましたが
ご自宅に戻られてお母様が介護をなさり、そのお母様が介護疲れから病気をされてしまい、
現在お父様は車いすの生活になってしまったという経験をお持ちだからです。
高齢者の音楽療法の現場でも 脳梗塞の後遺症の方々がおられます。
特にディサービスでは、 病院から退院されて間もない方なども利用されている時もあります。
そのような方こそ
病院でのリハビリの効果を継続し維持するためにも リハビリが必要です。
しかし
痛みを伴うリハビリもあったりで、クライアントさんたちは
なかなか積極的にリハビリをしようとしないのが現状です。
そんな時
楽しみながらリハビリ要素を提供できるのが音楽療法だと思います。
継続的なリハビリこそ地域で自宅で必要ですよね。
その地域や自宅でのリハビリを音楽療法で可能にした症例を
講座でご紹介したいと思います。
今月の26日開催の「事例研究」です。
ぜひ クライアントの回復のプロセスを聞いてください。
詳しくはこちらです。
>>>音楽療法セラピスト養成講座
では今日はこのへんで。
音楽療法士 堀田圭江子