- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
おはようございます。 堀田です。
さて本日は
「高齢者の特徴を知る」についてお話します。
私の通っているスポーツクラブには
人生の先輩方がたくさんいらっしゃいます。
たぶん5割の方は60歳以上だと思われます。
そして
最高は80歳くらいの方もおられて
元気に通われています。
そこで
私は彼らと会話をしながら、彼らから多くのことを学んでいます。
女性の方は
とてもよくおしゃべりをします。
特にサウナは社交の場にもなっており
ご自分の趣味(社交ダンスや韓流ドラマやフラダンスなどなど)や
お友達のこと、ご主人のことや孫のこと、昨日の出来事など
本当に多岐にわたって会話が弾んでいます。
たまに
観察者の私にも「ねー」とか「あなたもそう思うでしょ」などと振られることもあり、
寝たふりばかりもしていられません(笑)。
とにかく
わいわいとにぎやかです。
このように彼らは
「水泳やジムやヨガやエアロなどで体を動かした後は
会話を通して心のストレスも解消されている」ということがわかりました。
だからお元気なんだと。
(特に女性の方は)
これからもお元気でいていただきたいです。
さて、
音楽療法の実践の場の多くは、「高齢者施設」です。
認知症の方の音楽療法の他に
認知予防の音楽療法もこれからは実践されることと思います。
そこで
高齢者と関わるのなら
対象者(高齢者)を正確に理解することは必要不可欠になります。
実際にセッションしなくても相手を正しく理解することで
- 相手は自分に何を求めているのか?
- 相手には何がどれだけサポートが必要か?
がわかりお互いに気分よくつきあうことができます。
また
介護の必要性がある現場では
対象者に対しての深い理解ができると
相手の持っている力を(残存機能)を引き出しことができるので
無駄な力を使わずに介護でき、お互いにストレスが少なくなります。
- 私はいつもセッションの中で
「クライアントさんは、たとえ認知症や麻痺があったとしても
たくさんの力を持っていて、しかもそれを使うことができる」
と感じています。 - そして
彼らは自分の力を最後の最後まで使いたいと思っている」とも実感しています。 - つまり、
そのような潜在的にある意欲や力をうまく引き出すことができるのが音楽療法です。
まず対象者を正確に理解し、そのうえで適応する音楽やプログラムを提供する。
- でも対象者理解ってどうやればいいの?
- 見た目だけじゃだめなの?
- 医学的な見解だけ必要なのでは?
- 何からやったらいいかわからない
そんなお悩みにお答えしつつ
高齢者を理解するための具体的な方法を「高齢者の音楽療法1と2」でお話します。
高齢になられたご両親の理解にもおすすめです。
ぜひご参加くださいね。
>>>「高齢者の音楽療法1と2」
では、今日はこのへんで。
音楽療法士 堀田圭江子