- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
こんにちは。
音楽療法士の堀田です。
今日は、
オリンピック選手も活用している
音楽の使い方についてお話します。
水泳の選手の何人かは、
名前をコールされてプールに出てくる時にヘッドフォンをしていましたが
テレビでごらんになりましたか?
ある意味ファッションでもあると思いますが
- レースに集中する
- 自分の泳ぎのイメージをキープする
- 周囲の雰囲気にのまれない
- リラックスする
などの意味をもっていると思われます。
上記の意味あいで音楽を聞いていたとすると
これはまさに音楽療法的活用方法です。
アスリートは
自分の力を本番で出せるためにいろんな訓練をします。
技やテクニックの訓練はもちろんですが
自分の心をどんな時でも平静に保つ訓練や
レースで相手に勝った時のイメージや
レースでうまくできている時(気持ち含め)のイメージなど
また、
緊張しないための訓練もします。
緊張をとるテクニックはあったとしても
リラックス状態を自分の力だけで作ることは結構難しいです。
その補助として音楽を使う場合が多いと思います。
そして
用途別に音楽を選曲する。
例えば…
- モチベーション上げる時は○○の曲
- 集中したい時は○○の曲
- リラックスしたい時は○○の曲
という具合に。
ではなぜ上記のような効果があるのでしょう。
それは
音楽には特性(力)があるからです。
例えば
同質の原理を活用すると
自分の気持ちと同じような歌詞がある曲を聞いて
モチベーションアップしたり、不安を緩和してくれたり。
また
ゆっくりしたテンポの曲が自律神経系に作用し、
リラックスを促したり…などなど。
その音楽の特性を
目的を持って活用すると音楽療法になるわけです。
さあ、 この音楽の力を借りて
日本選手がんばってくださーい。
心から応援しています。
では、今日はこのへんで。
音楽療法士 堀田圭江子