- 堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
- 洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。
本日は「前向きな振り返りをしていますか?」というお話です。
前向きな振り返りって、
首がどうにかなりそうな感じのイメージですか?(笑)。
いやいや真面目な話、
私は音楽療法のセッションでは、毎回必ず振り返りをしています。
その振り返りとは、
クライアント一人一人の様子の記録であり、
治療目標に達していたかどうかや
セッション中に現れていた表情や発語や動作の有無やその分析です。
そして
セラピストのセッション中に行ったアプローチの意味や感じたことを話して、
他のスタッフと意見を交換し合うことです。
さてここで注意したいのは
振り返りというと「反省」と思われるかもしれませんが
あくまでも前向きな振り返りですので(笑)
「ああすれば良かった」「あのサポートやアプローチは間違っていました」という
公開懺悔の場にならないようすることです。
具体的には
- セッション中に起こった事実は冷静に見る
- もっとよくなるためには何をどのように変更するかを考える
- 悪者を作らない(誰かのせいにしない)
などなど。
実践したことについて
「良い・悪いの判断を下すのではなく
「どうしたらもっとよくなるか?」に意識することが大切なのです。
そして
「みんなで話したことを
「共有することもいうまでもなく大事なことですね。
このような前向きな振り返りこそ
次のセッションを効果的にするキモといえます。
今年もあと2週間ちょっとです。
ぜひあなたも前向きな振り返りをしてみてくださいね。
そして
来年のステップにしてください。
さあ
来年の音楽療法講座は高齢者の音楽療法1からスタートです。
すでに残席1名です。ご希望の方はお早めに。
音楽療法セラピスト®養成講座
では、今日はこのへんで。
寒さが増してきますので、どうぞご自愛くださいね。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子